2011年4月30日土曜日

天気の良い日と2台のバイク

天気が良かったので、バイクを2台とも動かしてみた。
まずセロー。ずっと気になっていた近所の山に入るも、雪がまだ残っていて全然入って行けなかった。仕方がないので浜まで走り、砂地を初走行。まず思ったこと。ブラックバードじゃ無理。1速や2速の低速で、場所を選びながら走るのはかなり難しい。セローでさえタイヤがやや砂に埋まりそうになりながらなのに、ブラックバードだったら埋まること間違いないだろう。ま、テクニックもないから埋まるんだろうけど。でも海や山を走るのは楽しいと思った。アスファルトの路面だけを走っていたら絶対にわからないことだらけ。難しいし、考えないと走破できないだろうし、上手い下手は別にして、こういう場所を走るとこうなるということを知っていることは、知識として絶対に得だと思う。そしてエンジンの息継ぎ。帰り道、十分にエンジンが温まっただろう状態で発生し始めた。今日はアクセル一定の状態からいきなり息継ぎ。はっきり言ってこわい。1回だけだけど、アクセルオフ時にバックファイアも発生。単気筒エンジンで吸排気系ノーマルなのにバックファイアってありなんだろうか?明らかに不調なのか?燃調が悪いと思うのは自分だけか?とりあえず、この点についてはバイク屋の担当さんにメールしておいた。
雪に阻まれて引き返したところ
天気の良い状態が続いていたので、いったん家に戻ってブラックバードに乗り換えて再び出発。ブラックバードは昨年乗り出した頃に原因不明のカタカタという異音とともにチェックオイルランプが点灯したこと、カランカランという音とともに2回程ギア抜けが発生した以外、不具合は発生していない。走行距離が少なかったとはいえ、2001年モデルの車体でほとんど故障無く走っていることが凄いと思う。聞くところによると、ブラックバードはカブ並みに丈夫だという話だ。インジェクション仕様のエンジンの掛かりは良いし、自分にとって本当に良い相棒だ。長く付き合いたいし、自分次第で本当に長く付き合えると思う。
セローがいまいち不調なので、仙台への帰省はブラックバードでしようかと考えている。

2011年4月26日火曜日

セロー発進!

セロー引き取りの日。天気予報は当たらず、札幌で雨は降っていなかった。バイク屋の担当さんに、予備で購入した部品の交換の仕方を一通り教わった後、さっさと出発。寒い思いをしたくないので日が暮れる前に自宅到着を目指す。途中、燃費を計るために一度ガソリンを満タンに入れる。他、嫁さんにお土産として普段食べることができない、札幌でしか買えないパンを買った。それ以外は特に用事もなかったので、とにかくセローを走らせることにした。

セロー乗り出し記念写真
運転してみるとブラックバードとは明らかに違い、街乗りはクラッチが軽いこと、車体が軽いことでホントに楽だと思った。ちょっとした段差を乗り越えても、運転者にはほとんど伝わってこないのでそういう点でも気を遣わなくて良いので楽だ。ただし、パワーは無い。250ccという排気量にパワーを求めてもいけないが、自分の基準がブラックバードなだけにパワーが無いことはどうしても印象に残ってしまう。ただし、燃費を考えると、レギュラーガソリンでブラックバードのおよそ2倍の燃費だから、単純に距離を走るだけならとても優秀だと思う。そしてスピードも出ない。セローの巡航速度はブラックバードのマイナス20~30km程度だろう。まあ、出力の高さと燃費の良さは反比例するものだと思うので、自分がどこで納得し乗るか、どこで折り合いを付けるかが問題なのだろう。
さて、セロー初乗りの320kmの旅は、途中雨にあたって寒い思いもしたが、バッグに入れていた重ね着用の服を着込んでしのいだ。ブラックバードを引き取りに行った時よりは寒くなかったと思う。燃費は1回目の給油でリッターあたり31.7kmで自宅近くで2回目の給油をした時には30.7kmだった。2回目の給油で燃費が悪くなっているのには訳がある。
セロー初乗りにしてわりと長距離の旅。200kmくらい走っておかしいなおかしいなと思っていたところ、やはり明らかな不調がエンジンにあるのがわかった。加速時に時々息継ぎをするのだ。アクセルを開けた時、一瞬エンジンが止まった感じがした後に加速を始めることがある。低速ギアで交差点での右左折時にこれをやられるとまともにバランスを崩すのでこわい。アクセルオフでの減速時にも不自然に減速する時がある。不自然に減速した時にアクセルを開けるとエンジンが息継ぎをするので、これはワンセットの現象のようだ。そして、アクセルオフのみで減速した時、「カッ!」とか「カキッ!」というような音がする時がある。こんな現象を確認するために不必要に加速と減速を繰り返していたので、2回目の給油の際に計算した燃費は1回目に比べて悪かった。
自宅到着後、すぐにバイク屋さんに電話した。とりあえず、何かしらの対応はしてくれそうだ。そうでなくては困るのだけど。ただ、自分がバイク屋さんから遠方に住んでいるので、その点がネックだろう。自分がバイク屋さんだったら、遠方に住むお客さんの対応は面倒くさい。はてさてどうなることやら。
セローとの付き合い始めは順調な滑り出しではないけど、きちんと付き合って行こうと思う。

2011年4月18日月曜日

寒い寒い春先

スーパーブラックバードで春先の320kmツーリング。昨年の乗り出しでメチャクチャ寒い思いをしたことをふまえ、考え準備して臨んだにも関わらず、日中の気温が予報通りに上がらずまた寒い思いをした。前日の降雪状況を考慮に入れ、コースは海沿いを北上。小雨が降る中しばらく走った時は雪に変わらないかドキドキしたし、トンネルの出入り口が濡れていたりシャーベット状の雪が残っていたりでコワイ思いもしたけど無事に帰れて良かった。来年は5月に入ってから引き取りをしようかと考える。

気象庁のデータでみる通過時の気温
S幌 5.0℃
I狩 4.5℃
H益 6.2℃
R萌 4.8℃
H幌 5.9℃
T塩 3.6℃
W内 3.6℃

マジ寒かった。
ヘルメットの中でうっすら鼻水垂らしてた。
自宅に着いてからアゴが少し疲れた感じがしたのは、歯を食いしばって寒さに耐えていたからだろう。
運転中は体がこわばったりはしなかったので、寒さ対策が効いたと思う。
自宅到着後、目の前を悠然と歩いて行ったシカさん

2011年4月17日日曜日

2011年シーズンの乗り出し

早朝の都市間バスに乗り札幌へ向かった。天気が悪く、ひどいみぞれで途中事故車や道路脇に転落した車を見た。17日にスーパーブラックバードを引き取りに行こうと決め、3日前くらいの天気予報まではそんなに悪くなかったのに、そこから当日までにどんどん予報が悪い方向へ。実際の天候は予報よりも悪かったと思う。当初は16日の夜行バスに乗って17日の早朝に札幌に着き、お昼には札幌を出発して戻る予定だった。結局どんどん悪くなる天気予報を見て、17日にバイクを引き取って、翌18日の日中に戻る予定に変更した。

バイク屋さんに到着し、まずは購入したセローと初対面。だいたい思い描いていた程度の車体。またがってみると非常に足つきが良く、女性に人気があるというのもうなずけた。頼んでいたアンダーガードもしっかり装着されていた。車体を見るまで担当さんから説明もなく知らなかったこととしては、ブレーキレバーとクラッチレバーがショートタイプのものに変更されていたことだ。車体のキズを見るに右側に転倒した時にブレーキレバーを折ってしまったのだろう。もちろんキズひとつない車体であれば言うことはないけれど、自分も倒すだろうし、多少のことは中古を買ったので目をつぶる。レバーがショートタイプに変更されていることは、折れる可能性が低くなっているということと理解すれば、ちょっと得をした気分になれる。エンジンを掛けてもらって単気筒のエンジン音、排気音を聞くと、早くセローで旅に出てみたいと思った。想像していたよりも楽しく付き合えそうな気がする。

ブラバを引き取る前に、トライアンフタイガー800XCの売れ行きはどうかと聞いてみると、ちょうど納車前の車体があるとのこと。カタログを送ってもらったりしていてとても気になっていたバイクだったのだけど、実車を見てやはり格好良いと思った。そして、またがせてもらったところ・・・もちろん細心の注意を払って汚したりキズをつけたりしないようにしたけど・・・またがって車体を起こしてみると、片足のつま先程度しか足がつかない!シート裏の部品を調整して少しシート高を下げてもらい再度またがってみたけど・・・両足のつま先がつく程度・・・足が短いのか・・・いや、これはヨーロピアンサイズなだけだ!と勝手に結論を出した。何故なら自分はブラバの足つきが悪くて困っていないから。バイク屋の担当さんも、『足つきは悪いバイクですね』って言ってたし。いつかはBMWのGSと並べて購入の対象バイクとして考えてみたい。

その後、スーパーブラックバードの引き取り。
今年のスタートは11503kmから

リアタイヤはセンターの溝がなくなっているのでシーズン中の交換が必要
半年振りなのでちゃんと乗れるか心配だったけど、初めて乗った時と同様に意外に乗れた。ブラバが乗せてくれてるとも言う。今シーズンもよろしくなブラックバード。

引き取って乗り出した後はちょっと買い物をして、天候が良くなかったので予約を取っていたホテルにすぐチェックインしました。

2011年4月6日水曜日

震災後初の仙台帰省予定

仙台の親から4月3日(日)に、震災後初めて車にガソリンを満タン入れることができたと連絡があった。その後、実家の近隣地域ではガソリンスタンドに並ぶ車が居なくなったとのこと。4月4日(月)に山形にいる大学時代の友人に連絡をとってみると、少し前からガソリンの供給は震災以前並みに戻ったということだった。やはり太平洋側よりは日本海側の方が状況はだいぶ良いようだ。仙台の実家はライフラインがほとんど復旧し、都市ガスの供給地域なのでガス設備の面では多少不便があるようだが、それ以外はだいぶ楽になったようだ。電話で話す声にも以前程の緊張感が無い。5月には様子を見に行くからという申し出も、以前のように断られることはなかった。

少し前から帰省のためのルートを考えている。仙台は空港、海港ともに利用ができない状態なので、日本海ルートのフェリーを利用して仙台入りをするのが適当に思う。日程的にどうしても厳しくなるところだが、会社には仕方のない事情なので大目に見てもらい1週間から10日位の休みを貰う予定。異動した部署の上司の了承は得ている。北海道~本州を結ぶフェリーのルートについては、どこに上陸するかで事情がいろいろ違ってくるところだが、今のところは小樽~新潟のルートが有力。フェリーの乗船時間が他の航路を利用するよりだいぶ長くなるが、体力的には余裕ができると思っている。新潟から仙台までの経路上の親戚や、前述の友人とせっかくの機会なので会おうとも思っている。

今月は中旬過ぎからスーパーブラックバードとセローを札幌まで引き取りに行く予定。昨年、スーパーブラックバードを引き取りに行く前はバイクに乗れる嬉しさと、何かバイクに乗ることに対する恐怖感が入り混じっていた。今年は昨年と同様の気持ちに加え、バイクは被災した仙台の実家、地域に移動するための手段だということをどうしても考えてしまい、おもちゃを手に入れる寸前のウキウキした子供のような気持ちが凄く抑圧されている気がする。