2011年12月5日月曜日

ユダ 伝説のキャバ嬢「胡桃」、おきて破りの8年間

ユダ 伝説のキャバ嬢「胡桃」、掟破りの8年間 (上)(下) 立花胡桃 祥伝社

を読んだ。

自分はお酒は嫌いではないけど弱い。外に飲みに行くよりは、家で飲む方が好きなだけ飲んで酔っ払ったら眠れるので好きだ。着飾った女性の居る店には、社会人になりたての頃に背広をいつも同じ人から買っていたら、「いやぁ、何回も買ってくれて嬉しいなぁ。今度一緒に飲みに行こうよ。」と、大手服飾メーカーのおじさんに初めて連れて行って貰って、その後もそのおじさんとは何回も飲みに行った。いわゆるバブル時代を経験し、本人の収入以上に(決して悪いことをしていた訳ではない)飲みに歩ける人だったので、結構いろいろ教えて貰った。自分が携帯電話の番号を変え、数回連絡をしたが応答してくれなかったのがきっかけで疎遠になったが、おじさんにはとても感謝している。

本の内容としては、華やかであり派手であるキャバ嬢の生き様のようなものが書かれているが、文学作品としては評価が上がらないものだと思う。それは元々著者が職業作家ではないから仕方がない。職業作家であるならば、詳細に文章化していただろう部分がそうではないように感じられることが多かったので、映画化の際にはそのような部分をどのように表現するのかで映画の評価も変わる気がする。個人的短評としては、派手さ、心情の変化等はわかる気がするけど、それ以外に自分に理解できるものはない。理解するしないの内容の本でもないけれど。

この本は来年映画化されることで、少なからず脚光を浴びると思う。話題になるだろう本がたまたま安く手に入って良かったと思うものの、手元にいつまでも残しておきたい本とは思わない。

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