2010年11月13日土曜日

愛車に慣れること

バイクに乗り慣れていることを判断するひとつの基準として、どれくらいタイヤを使えているかということがあると思う。たまたま乗り出した4月から10月までに3枚の写真を撮っていたので比較してみる。ただ、現在居住している地域の特性として、峠に好んで走りに行かない限り減るのはセンターばかり。都市部の宅地に住んでいたり、峠が近くにあれば絶対的に技術的に今よりも上手くなっているだろうと考えると残念でならない。そう思ったのは、首都高速や箱根の峠道を走った時に自分の技術的な挑戦というか、持てる技術を使っている気持ちになれた時に強く意識したことだ。

2010/4/24

ホント乗り始めの頃
コーナーで倒しこむのがコワイだけで車体の重さにぜーんぜん対応できてない
タイヤの『ヒゲ』が残りまくり

今は頭で『コーナーのR』『車重』『車速』『バンク角』を意識している



2010/7/25

愛車に慣れてきた頃
いつまでも付き合って行きたいバイクと思う
ヒゲもだいぶ少なくなった
比較対象が無いくせに
『ブラバ最高!』
と思うw





2010/10/2

今シーズンのライディングを終える少し前
ヒゲほぼ無し
タイヤをメチャ減らしてしまった日
天気が良いと路面温度も上がるしタイヤも熱を持つし、バイクのパワーもあってとても減るんですね・・・



2010/10/2

この日は高速道路を約600km走った
もう1年位はもつだろうと思っていたタイヤが減りまくり
段減りするし、センター付近は指でこすると消しゴムのカスのような物がいっぱい出てくる
仕方がない、これも経験だ・・・
代償は高いタイヤ代(T_T)

こうして写真つきで振り返ってみると、記録することって楽しいなと思ったw

2010年11月11日木曜日

スーパーブラックバードに初めて乗った日(今後の春先乗り出し参考)

バイク屋さんでスーパーブラックバードを引き取った日。【2010/4/17】
夜行都市間バスでS市まで行き、インターネットカフェの狭い個室で仮眠を取った。目覚めた時間がちょうどバイク屋さんの開店時間に近かったのでインターネットカフェをアウト。
乗り出しの時にざっと車体のチェックと説明をしてくれたのは、購入を決めた時の担当さんではなかった。事前にちょうど休みなのでと言われていたので特に何とも思わなかったけど、たまたま当たったのが『軽そーな兄ちゃん』だったのが残念だった。もう少し、ちゃんと説明しようよと思ったことが数点あった。

自動車学校で卒業検定を受けて以来のライディングで、乗る前は自宅まで走らせるのに不安があったけど、乗り出してすぐ『こいつとなら行ける』と思った。

当日の気温(気象庁発表データ参考)
S市受け取り11時頃:10.9℃ - 春先の暖かさを冬装備では暑いと感じた
S市出発時14時頃:10.0℃ - これから気温が下がると思ったがグローブは夏用
S川SA到着時15:07:7.4℃ - 高速道路から見える景色は残雪が多かった
R市NEX前到着時16:13:6.3℃ - 手が冷たくてここから冬用グローブ使用
T町道の駅到着時18:25:4.5℃ - フル装備でも20分位走ると体に寒さを感じた
自宅前到着19:35:4.5℃ - 体が冷え切っていた

大型バイク初乗り日にさっそく300km以上走ったことについては、先輩のバイク乗りに『根性あり過ぎ』と笑われた。本人としては、途中150km位走ったあたりからクラッチを握る左手が痛くてそれがしんどかったのと、ラスト1時間は寒くてしょうがなかったのを除けばとても楽しかった。

ごくごく普通に考えると、初日からいきなり300km以上走るのは危ないかもしれない。
少しずつ距離を伸ばすべきなのかと今は思います。
来年の春先も初日から300km以上乗ることになりますが、ライディングの感覚を戻しながら休み休み距離を走ろうと考えています。
寒い時に体がこわばるのは、バイクを運転するのにとても危険です。

2010年11月10日水曜日

CBR1100XX Super Blackbird の購入

自分の愛車である CBR1100XX Super Blackbird (以下SBB)との出会いは、まず中古バイク雑誌の紙面上であった。そもそも何故今更(2009年の秋時点)SBBを自分の愛車に選んだのか。大学を卒業し就職した2000年当時、大学時代のサークルの先輩が乗っていたバイクがSBBだった。ブルーメタリックの車体カラーはとても格好が良く、当時、S市に住んでいたわたしは先輩のSBBをT川の川沿い道路を、当時の愛車SUBARU LEGACY B4という4輪で追いかけるも簡単にぶっちぎられた。SBBの加速する姿が例えようもなくイカシテいて、あの姿が脳裏に焼きついて離れなかった。大型二輪の免許を取得する頃、中古バイクの雑誌で探すバイクは無意識にSBBばかりだった。

大型二輪の卒業検定に合格し免許を申請した後、S市のバイク屋2店をSBBを見るつもりで訪ねた。一方はホンダのディーラー系ショップ、もう一方は店舗が大きい地元のバイク屋だ。ホンダのディーラー系ショップにはSBBが4台あった。どれも1万キロ中盤を過ぎた位の走行距離で、車検が切れている車体だけで75万円程度だった。キャブレター仕様でもインジェクション仕様でも、値段に違いがない。ちょっとおかしくないか?そう思ったところで近寄ってきた営業担当さんに「11月ですし、値引きはしてもらえますか?」と聞いたところ、「サービスは特にありませんが、購入を決めていただけるのであれば、来春までの車体保管料をサービスします。」とのこと。どうにか売りたいという気持ちが全く伝わって来なかったので、その後すぐに店を出た。店頭に並んでいたバイクはどれもピカピカに磨いてあったのだけが印象に残った。ただ、売る気があるとは到底思えない店員の対応がとても買う気を削いだ。そして、雑誌に載っていたSBBを置いている店を訪問。展示してあったお目当ての車体は、ホンダのディーラー系とは違いピカピカではなく、車検が切れている車体だけで75万円を超える値札が付いていたが、店員さんに「安く見積もり出して貰えませんか?」と言ったところ、「実は先月末までセールやってたんで、上司に話をすれば同じお値段で出せると思います。11月はバイクの売れる時期ではないので、出来る限り頑張りますよ。」とのこと。具体的には点検整備、車検取得、登録費用込みで75万円になった。
自分がマークしていたSBBは2001年型の規制対応後のインジェクションモデル、最高出力は152PSで、メーター類の多くがMCによりデジタルに変更されている。走行距離が約4,300キロと経過年数のわりに走っていないのが特徴。怪しむべきところであり、初代オーナーについては不明だが、前オーナーに売って、前オーナーから買い取ったのがこのバイク屋さんで事情も聞けたのでその点については信用することにした。


SBBを引き取った日に写した距離計

バイク屋でトリップメーターを0kmにしたので、自分が乗り出した時は4,311kmだったはず。




翌日、この後自分の愛車になるSBBを置いているバイク屋に嫁さんを伴って行った。バイク屋の担当さんには「また来たんですか」と笑われてしまった。『このバイクが欲しい!』と嫁さんにアピールするために連れて行ったのだが、嫁さんは興味がない様子で「ホントに買うの?」しか言わなかった。バッテリーがあがっていたところをジャンプしてエンジンを掛けて貰い、エンジン音を聞いたが特に問題は無い様子。気になったのはリヤサスを支える部品にダウンリンクが入っていて、足つきが良いからいいものの社外品が使われていたことだ。強度に問題は無いだろうけど、自分が乗るならばノーマルの状態で乗りたい。それとヘッドライトが暗い。この時は購入する意思があることを伝え、決定するまでに2週間の猶予を貰った。いわゆる『押さえてもらっている』状態を作った。

後日(確か4日後位)、支払い総額を変更せず、下記部品交換をサービスでして貰うことを約束して契約をすることにした。
1. ヘッドライトバルブを新品に交換
2. チェーンを新品に交換
3. バッテリーを新品に交換
4. ダウンリンクをノーマルに交換
※契約時の点検整備費用に油脂類の交換は含まれている

自分にたいした交渉力がないことはよくわかっている。とにかくホンダのディーラー系のバイク屋で買わなくて良かったと思った。お金のある人は良いかもしれない。何となくメーカー系で買ったという安心感が得られる。しかし、限られたお金の中でやりくりしなければならない人には、交渉の余地がある営業さんの居る店がありがたい。これが、町のバイク屋が生き残る理由なのかなと思った。

磨いてもあまり映えないシルバーだけど、引き取った日のSBBはピカピカだった。

2010年11月1日月曜日

教習所通いの思い出

普通二輪免許を取得したのが平成21年9月末
大型二輪免許を取得したのが平成21年11月中旬
今、教習所に通っていた頃のことを思い出してみると、仕事のことより良く憶えている気がする(-_-;

嫁さんのありがたい後押しもあって、地元の自動車学校に通い始めた。この自動車学校に通って、けん引と大型特殊の免許を取得したことがある。普通二輪の教習を受けるにあたり、最初の数時間は以前に教わったことがある教官だった。8月中旬過ぎから通い始め、9月に入ると担当教官が今まで教わったことのない、だいたい自分と同じ位の年の人になった。その教官はふと気付くと消える。だいたい教習の初めはしばらく教官が後をついて走ってくれているものだけど、いつ離れて行ったかさっぱりわからない。また、ふとミラーを見た時、教官がステップに立ち腕組みをしながら自分を見ているのに気付いた時はメチャびっくりした。教習場内でそんなにスピードが出ている訳でもなく、手離しステップ立ちなんて難しいはず。何というテクニックの持ち主なんだろう。後々わかったことだけど、その教官はジムカーナやってた人で、相当なテクニックを持っていてしかるべき人だということが判明。つーか、その後、A市の自動車学校に通った時、自分の担当教官はこの人に教わった人で『あの人は上手いよ』と言っていた。普通二輪の卒業検定間近の教習の最後に『慣熟走行してみる?』と言われ、教官を追って走るもまったくついて行けなかった。教習場内のS字や8の字に走れる区間を1速もしくは2速を使い、バイクをフルバンクに近い状態で走るテクニックは今でも無いでしょうね・・・アクセルワーク下手すぎ・・・
普通二輪の卒業検定は、この教官に少しプレッシャーをかけられた気がしますが、そのおかげで(?)一発クリアでした。『操作をミスしなければ大丈夫』みたいなごくごく当たり前のことを言われた気がします。当たり前のことが難しくなるのが卒業検定ですよね。
(教習使用車両: HONDA CB400 SUPER FOUR)

普通二輪免許をA市の運転免許試験場に申請しに行ったついでに、大型二輪の教習をしている自動車学校へ入校申し込みに行くと、『今日は空いているので教習を受けることが出来ますがどうしますか?』と言われ、遠方の自動車学校へ通う回数は少しでも減らしたかったのですぐに教習を受けることにした。念のために普通二輪の教習を受けていた時の手袋や長靴を持参していて良かった。長靴と言えば、二輪の教習に通うにあたり、あまりにも長靴で教習を受けている人の数が多いのにはびっくりした。最初から、ライディングブーツで教習を受けるリッチな人もなかなか居ないでしょうけどね。この自動車学校ではバイクの教習を受ける女性が多いのにびっくりした。自分が教習を受けた時間では、女性の方が多い時間もあった。教官が言うには、女性の方が計画的に卒業後、すぐにバイクを買うお金を貯めてから来る人が多いとのこと。大型二輪の1番初めの教習では、バイクの大きさに圧倒されたことと、カーブを曲がった後のハンドル操作の違和感、直進方向にハンドルを戻すのに力がいることにびっくりした。正直最初の教習を終えた時には、こんなバイクでパイロンをかわしてスラローム走行できるか、一本橋を渡れるか、クランクを抜けられるのか自信がなかった。数時間乗って車体の大きさにも慣れた頃、大型二輪の教習を受けているほっそりとした女性が居た。凄いなーと思っていたところ、自分の前にフラ~っと横道から出て来てさも当たり前のように走っているのがムカついたことがあった。絶対に男性の生徒だったら教官のおしかりが入るところ、女性のこの走り方は見逃されていた。その時、『自分が教官なら見極めで3回は落としてやる』と腹を立てながらその女性の後を走っていたのを憶えている。結局、自分の記憶では、スラローム走行でパイロンを倒すこと3回、エンストすること2回、ぱったりバイクを倒すこと2回、一本橋で落ちること3回、急制動でリアタイヤをロックさせること1回で全ての教習を終え、卒業検定は1回でクリア。卒業検定の試験官には『あなた上手かったけど、ニーグリップもしっかりしてたし普通二輪取ってからすぐに来たんじゃない?』とバレバレだった。ちゃんと見ているし、なるほどなーと思ったのは、『一本橋の時、後半はペース上がったけどどうしたの?』と質問をされたので『嫌な予感がしたので、落ちるよりはとすぐに抜けたんです』と正直に答えたところ『そう、そういう判断はこれからバイクに乗るにあたって大事ですよ』と、逆にほめられた。ほめられたと言うか、判断として決して間違っている訳ではありませんよと言ってくれたことを、素敵なことを言って貰ったように感じた。指摘事項として、『右折後の加速が甘い』ということだった。卒業検定を終了後、A市へ行く用事もなく地元の警察署で免許を申請したので、大型二輪免許の受領は申請後約2週間後となった。
(教習使用車両: HONDA CB750)