2012年5月18日金曜日

2012年シーズンの乗り出し

今年のスーパーブラックバードの乗り出しは本日5月18日から。

ここ2年と同様に、深夜バスで札幌へ行きネットカフェで時間を潰し、バイク屋さんが開店時間を迎える頃に移動。自宅に着く頃の気温を考え、それなりに着込んでいたので札幌では外を歩いただけで汗をかいてしまう。

バイク屋の担当さんと話していたら、レンタルに出しているトライアンフ タイガー800XCを試乗させてくれるという。せっかくの機会なので試乗させてもらうことに。個人的に『お金があったら欲しいバイク』なので嬉しかった。「格好良いなあ、乗りたいなあ」と思っていたものの、乗ってみると「すぐに乗りたいバイクではないな」と思った。試乗したタイガー800XCはダウンリンクが組んであり、以前ノーマルでまたがった時のように足つきが悪くてコワい思いをせずに済んだ。実際運転してみて良かった点は、エンジンが持て余さないパワー感でありながら、パワー不足を感じるものではなかった。ただし、ブラックバードと比較してだが、やや半クラッチを長めに使わないとエンストをしてしまう。札幌市内を約25分の試乗でエンスト3回。低回転のトルクが少し細い気がする。悪かった点は、停車時にスッと足を出すと必ずスネの内側にステップがぶつかったことだ。意識して足を外側に出さないといけないのは気になった。他にタイガー800XC特有のものだということだったが、エンジン付近からの『チッチッチッ』という連続する機械音が減速時に聞こえたことが好みではない。乗ってみてのトータルの感想は、「セローの高出力バージョン」って感じかな。乗り味に高級感はないと思う。もし自分で所有して乗るならば、ステップを5cm位後ろ側にずらし、ダウンリンクは今回試乗したものより2cm程度車高が高くなるものにしたい。

実際にはちゃんと持参していたのにデジカメを家に忘れたと思って写真を撮らなかったが、今年のスーパーブラックバード乗り出しは『15262km』から。そして、北上するにつれて気温が下がり、自宅に着く頃には体が冷え切ってしまったのは例年通り。1ヶ月乗り出しを遅らせたのに、体が冷え切ったのはとても残念。



忘備録的に、、、

車検費用
自賠責保険(2年) ¥14,480
重量税 ¥4,400
検査印紙 ¥1,100
車検検査代行料 ¥12,600
車検・法令点検料 ¥21,000
合計 ¥53,580

今回の車検に掛かった費用は、購入後の初回車検時サービス(値引)があり約¥40,000だった。

自分で車検を通せば(自賠責の保険期間2年で)約¥20,000か・・・

次回は整備だけお願いして自分で車検を通すということも検討しよう・・・

2012年5月1日火曜日

世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 勝ち続ける意志力

世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 勝ち続ける意志力 梅原大吾 小学館

を読んだ。

読み始めて中盤までは、単純に自伝的な記述が多くてつまらなく思うものの、中盤以降は「前半は後半の為のもの」なのだなと構成の良さに感心した。内容としては、表現の仕方や選ばれた言葉には無理がないのでとても読み易いし、何らかの道のプロフェッショナルとして生きて行きたい人にとっては良書だと思う。もちろん、自分みたいな普通の人が読んでも、生きる上で大切なことを確認できる良書だ。

本書を読むまで、自分はプロ・ゲーマーといってもピンと来なかったし、現在の日本におけるゲームプレイヤーの社会的地位についてなんて考えたこともなかった。プロのゲームプレイヤーとしてご飯を食べている人が居ること自体知らなかったし。けれど、梅原大吾さんは日本におけるプロ・ゲーマーのパイオニアとして、メジャーリーグで先鞭をつけた野茂英雄さんや、前人未到の高峰に初登頂を果たした登山家と同様に評価されて良い人と思う。梅原さんの、タイトルにもある「意志力」は、別業界のプロフェッショナルと何ら変わりはない。本書を通して知った梅原さんは、プロフェッショナルとして素晴らしい人だと思う。

自分はバーチャファイターシリーズのゲームが好きで、バーチャファイター3が非常な人気を博していた当時、週末の夜中に開催されていた大会を見に行ったことがある。試合は、「読み合い、圧倒、大逆転、素晴らしい技術力や想像力」等の様々な要素を持って、好きで集まるある種コアな人達を興奮させる。会場の盛り上がりはプロスポーツの試合並みだと思う。そんな自分なので、本書は読み易かったし、ゲームをプレイすることで生活をしている梅原さんの凄さがわかる。


ここしばらく、テレビ番組の「情熱大陸」や「THE 世界遺産」を録画して見ている。自分の知らなかった素晴らしい「人」「場所」を知ることは、とても大きな発見であり喜びだ。興味のある世界が広がること自体、自分にとってとても良いことだと思っている。人や場所を知ることは、日々の生活の中でとても良い刺激になる。

本書を読んでの感想は、番組で取り上げられた本人が「情熱大陸」を編集して放送し、それを視聴した感覚に似ていると思う。